幼稚園の見学会は何を見る?選ぶ基準を持つことが子どものためになる

これまで幼稚園選びに関して以下の記事を書いてきましたが、今回は次男の幼稚園選びについてを書いていこうと思います。

長男(2021年現在 高校一年生)は、のびのび幼稚園に通っていました。

当時でも珍しく、平仮名・カタカナなどの文字を教えてくれませんでした。

座ってお勉強する時間はゼロの幼稚園でした。

入園して知ったわけではなく、理解したうえで入園させています。

当時と同じ所に住んでいたら、おそらく同じ幼稚園を選んでいたのではないかと思います。

しかし、今は引っ越しをして通える距離ではないので、1から幼稚園選びをしなければいけませんでした。

今回は、次男の幼稚園を選ぶために見学会に参加した時のお話を紹介します。

目次

候補の幼稚園は3園

通うのにあまりにも遠いのは子どもに負担がかかるので、車で15分以内くらいで行くことができる3園が候補にあがりました。

A園

A園の事前情報

  • 隣の市の私立幼稚園
  • 1学年100人くらい
  • 完全給食
  • 音楽会は大きなホールで行う
  • バス通園は市内のみ
  • 園の前の道、駐車場が狭い

B園

B園の事前情報

  • 仏教系の私立幼稚園
  • 1学年80人くらい
  • 幼児教育に熱心
  • 運動もしっかり
  • 完全給食
  • 保護者会なし
  • 発達障がいを抱えた子も積極的に受け入れている
  • 園に行くまでの道が狭い
  • 駐車場は広い

C園

C園の事前情報

  • のびのび系私立幼稚園
  • 1学年50人くらい
  • 完全給食
  • 保護者会なし
  • 発表会はA園と同じホールで行う
  • 駐車場は広い

事前情報はこんな感じでした。

この中で、A園のバス通園は市内のみだったので、うちの場合は送迎しないといけません。

片道10〜15分。

園の前の道は狭いし、駐車場も狭い。

運転に自信がない私には厳しい。

3年間通うにはしんどいかなと思い、候補から外しました。(見学も行きませんでした。)

というこで、B園とC園の見学に行きました。

ぜひ、一緒に見学している感じで想像して読み進めてください。

B園の見学会

卒園児のお母さまから少しだけお話を聞くことができました。

ママ

お勉強をしっかり教えてくれるからいいよ!
持ち物とかも入園時から全部漢字で書くし、フラッシュカードとかしてくれるよ

momo

持ち物も漢字で?すごいな・・・

とにかくお勉強がすごいというのはわかりました。

漢字、英語、都道府県など、とにかく色んな知識は身に付きそうな印象でした。

どんな保育をしているかは興味はあったので、見学に行ってみました。

山手の住宅街にある幼稚園で、園に着く手前の道がめちゃくちゃ狭い。

車の運転が不慣れな私には結構なストレス。

幼稚園の敷地内に入ると開けていて、駐車場は広い。(特に整備はされていない)

幼稚園近くは竹林と大きな川があるので大雨が降ったりしたら、土砂崩れとかしないかな?と少し心配。

幼稚園の門を入ると、大きな運動場が見えました。

園庭と言うより運動場。学校の運動場よりは狭いですが、幼稚園にしては広い。

建物も幼稚園というより、小学校の小さい版みたいな感じ。

園舎に入ると驚いたのが、すべての掲示物が漢字(ふりがなあり)で書かれていたこと。

整理整頓はされているけど、廊下が少し薄暗い。すれ違っても挨拶をしてくれない先生もいる。

保育見学をしたのは年少組。

15人くらいの子ども達が本の音読をしていました。

しっかりと読むことができている子もいれば、そうでない子もいました。

この時期は差が大きいから仕方ないですね。

楽しそうか楽しくなさそうかで言えば、後者でした。

私が特に注目したのが、先生です。

2人の先生がいて、メインの先生(ベテランっぽい)は前で説明をされていました。

フォローの先生(若手)は、子ども達の様子を見ながら、できていない子には促したりしていました。

それが楽しそうじゃないんですよ。

お勉強をしているからかもしれませんが、とにかく若手の先生がしんどそうだったんです。

なんだかな・・・。と思いながら、全体の説明会の会場へ。

体育館らしき場所も広くて、雨の日でもここで遊べたりするのかな?なんて思っていました。

説明会には、園長先生、副園長先生、事務の先生(?)がいて、おそらく親子なんだろうな・・・という雰囲気でした。

園長先生は、隣にあるお寺のご住職で、保育には直接関わっていない印象でした。

説明会は、幼稚園の様子がわかる映像を観ながら進めていたのですが、気になるところがありました。

  • 映像が古い(平成23年度生活発表会と書かれていた)
  • 映像の内容をお話してくれるわけではなく、全く違うお話をされるので集中できない
  • 生活発表会でアイドルの歌に合わせて歌っていることに違和感を覚えた(理由は、がっつりお勉強系の幼稚園だから、もっと他の幼稚園とは違ったことをするのだと勝手に思っていたから)

有名な先生を招いての子育てに関する講演会を毎年していることと、発達障がいのお子さんの力を伸ばしてあげることができることをアピールされていました。

幼児教育も運動も盛んに行われていて、希望者には課外活動として公文、書道、体操などもできるようでした。

習い事も幼稚園で済ませてくれたら、親としては楽ですよね。

でも、やっぱり先生の表情が気になりました。

Ⅽ園の見学会

市街地近くにあるので、道幅も広く行きやすい。駐車場も50台以上置けそうなくらいの広さ。

幼稚園の道の道幅が広いのは通いやすいが危険、大きな川もある。

園庭は人工芝が敷かれていて、木がたくさんあり自然がたくさん。隣の敷地に畑もあり、花や野菜を植えている。

遊具も子どもたちが楽しめるように工夫がされていました。

一番印象に残ったのが、先生の様子。とにかく笑顔が素敵で、大きな声で挨拶をしてくれました。(歩きながら挨拶するのではなく、立ち止まって挨拶をしてくれました。)

若い先生が多め(多めというか、保育にも入っている副園長先生以外は若手の先生)

園庭で遊んでいた子どもたちはもちろん、先生達もすごく楽しそうでした。

園舎内の見学は、年少組でした。こちらは、ひらがなの練習をしていました。すでに文字を書ける子は、すぐに課題を済ませ隣の子の様子を見てあげていました。

先生は、できている子も放ったらかしにせず、声掛けをしてあげていました。できていない子には、無理はさせずできることにチャレンジさせている感じでした。

最後に、園長先生からの説明。

園長先生は、40代の半ばくらいのご自身も子育て中のお父さん。

子育てセミナーも行っているので、お話もお上手でした。子どもたちの発達には何が大切か、自分たちが何を大切にして保育をしているかをお話してくださいました。

幼稚園の様子の映像には、園長先生自身が子どもたちと遊んでいる様子が映っていました。

年中さんになると保育後に体育教室に参加可能。

担当されているのが園長先生。様々なスポーツの経験があるそうです。

幼稚園を選ぶときのポイント

特に書いていませんが、門の施錠に関してはしっかりされていました。インターフォンを押して、開けてもらう感じです。

幼稚園を選ぶ時のポイントは親御さんごとに違うと思いますが、初めての幼稚園選びで何を基準にしてよいかわからない方のために、見学のポイントをリスト化しました。

見学のポイント

  • 幼稚園の周辺の様子(交通量、災害が起きたら?)
  • 園庭の広さ、遊具は手入れがされているか
  • 園舎の様子(整理整頓できているか、壊れたままにしていないか、お手洗い)
  • 先生と園児の様子
  • 保育内容(お勉強系?のびのび系?)
  • 保育料(保育料以外にかかる費用は?)
  • 給食か?お弁当か?
  • 延長保育
  • 長期休暇の預かり保育
  • 課外保育の有無(運動系、書道、公文など保育時間後に園で行えるかどうか)
  • 通園バスルート(日によってバス停の変更は可能か)
  • 保護者会の有無

結局、C園を選びました。幼児教育には少し興味があったのですが、やはり先生が楽しそうではなかったことが気になりました。

それと本人がお勉強についていくことができなくて、勉強嫌いになってしまったら、この先苦労すると思ったからです。

一方で、C園はとにかく先生が楽しそうだったんです。

長男が幼稚園に通う前にも幼稚園の見学に行ったり、園庭開放に行ったことがありますが、C園の先生方がダントツで楽しそうでした。

みなさんも幼稚園選びは悩むと思いますが、「我が家の教育方針は?」と考えるチャンスだと思って悩んでください。

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