当ブログでは、筆者が35歳で10年ぶりの妊娠を経験したことを紹介しています。
今回は、妊娠8ヶ月時の突然の訃報。
いや、正確には突然ではありませが・・・。入院中の祖父(90歳)が亡くなりました。
祖父はパーキンソン病と認知症を患っていました。
そして、亡くなる前1年間は入院していました。
入院してから8ヶ月程経った頃、誤嚥性肺炎になり、いつ何が起きてもおかしくない状態だと告げられていました。
妊娠中にお葬式に参列するといけないの?
入院中の90歳の祖父がいくら「いつどうなってもおかしくありません」と言われていても、訃報は予想がつきません。
私の場合は、同居している祖父だったので、お葬式に参列しないという選択肢はありませんでした。
しかし、遠方に住んでいて、もう臨月でいつ生まれてもおかしくないとなったら、話は別ですよね。
妊娠中のお葬式に関してはいろんなことが言われていますよね。
妊娠中に火葬場に行くと、あざのある子が生まれる
お腹の子があの世に連れていかれてしまうって聞いたけど
なんて、迷信です。
それを証拠に、長男の時も次男の時もお葬式に参列しましたが、元気いっぱいです。
あざもありませんよ。
ちなみに、お腹に鏡を外向きにしたら悪いものを追い払えるとかも聞きますが、やったことはありません。
でも、気になるなら、やっておくといいと思います。
妊婦が通夜・告別式に参列しない方が良いとされているのはなぜ?
日本には、どうして上のような迷信があるのでしょうか。
最近では、田舎でも自宅ではなく葬儀会館のような会場でお葬式をすることが多くなってきました。
私の実家は田舎なのでよくわかるのですが、20年程前は、自宅で葬儀をするおうちがほとんどでした。
しかし、最近は、葬儀ができる広さの家に住んでいても、葬儀会館や家族葬を選んでいますね。
昔の自宅で葬儀をする場合、すごく大変なんです。
家の中の物を片づけたり、近所の人が集まって料理を作ってくれたり。
葬儀会社の職員さんがやってくださることまで自分たちでしなくてはいけないので、それはそれは大変でした。
そうなると、その場にいるのに自分だけ何もするわけはいかずに、妊娠中であっても動いてしまうんですよね。
妊婦さんなんだから、休んでていいのよ
というのが、いつの間にか、
妊娠中はお葬式に参列してはいけない
になっていったという説もあるそうです。
妊娠中に無理をしてはいけないという思いから、妊婦は通夜・告別式に参列してはいけないと言われているのかもしれませんね。
妊娠中、通夜・告別式に参列し、火葬場まで行ってもよい?
通夜・告別式に参列し、火葬場まで行って最後のお別れをしたいというのは、親族もしくはかなり親交が深かったのだと思います。
そのような思いも大切ですが、妊娠中は注意した方が良いこともあります。
私は、妊娠中の経過も良いのであれば、無理のない程度に参列したら良いと思います。
しかし、長時間座りっぱなしになる場合もあるので注意をしてくださいね。
特に臨月は、親族でもない限り、通夜だけの参列にした方が良いと思います。
親族でも、遠方であれば、辞退した方が良いと思います。
ちなみに、私の主治医は、臨月に車で片道1時間の距離を移動することを話すと、いい顔はしませんでした。
そして、火葬場へ行くとき。
葬儀会館の近くに火葬場があるのであれば良いですが、みんなでマイクロバスなどに乗って火葬場に行く時。
葬儀会館から火葬場まで距離があるケースですね。
もし、火葬場で妊娠中のあなたに何かが起きても、みんなでバスに乗ってきていたら、どうにも動くことができなくなりますよね。
どうしても最後のお別れをしたいのであれば、別に車を出すことが可能かを聞くのも良いと思います。
あと、葬儀会館、火葬場から出産予定の産院との距離もしっかりチェックしておきましょう。あまりにも遠い場合は、参列を辞退することも考えるべきだと思います。
ここは慎重に判断してくださいね。(妊娠中のあなたとお腹の子が大切ですから。)
妊娠8ヶ月で祖父を亡くした私はどうしたか?
私は、葬儀会社、寺院への連絡から始まり、通夜・告別式・火葬場へ行きお骨も拾いました。
通夜・告別式の受付は近所の方がしてくださったので、その方たちへのお礼も1件1件回りました。
私や夫は喪主ではありませんが、喪主である三男(私から見たら叔父)が何も動こうとしないので、私と夫がするしかありませんでした。
妊娠8ヶ月やのにスタスタ歩きすぎ。だから、大丈夫やと思われるんやで。
もっと「よっこらしょ」って感じに歩かないと
そんなの早く言ってよ、もうお葬式も終わったよ
ってな感じで、全てが終わろうとしていた時に言われたので、いまさら感が満載でした。
妊娠中にお葬式に参列する時の服装は?
妊娠中もブラックフォーマルを着ないといけないのでしょうか。
基本的には、妊娠中であっても、ブラックフォーマルを着ます。
でも、妊婦用のブラックフォーマルを持っている人は少数派だと思います。
私の場合は、元から持っていたブラックフォーマルを着ることができたので、妊婦用のブラックフォーマルは必要ありませんでした。
しかし、祖父が亡くなったのが妊娠8ヶ月の時。
四十九日が37週の時。
百箇日が産後1ヶ月半、一周忌が産後10ヶ月の時でした。
妊婦用のブラックフォーマルは必要ありませんでしたが、授乳口がついているワンピースを購入しました。
私が購入したのは、マタニティ服と授乳服のSweetMommyというマタニティウェア・授乳服専門店です。
普段着から、お仕事用、冠婚葬祭など様々なシーンで着ることができる服が揃っています。
【12/13まで感謝祭価格】ジョーゼット素材 リボンベルト付きフォーマル 授乳ワンピース↑のワンピースは、2018年10月号の雑誌Veryにも掲載されました。
両脇の辺りに授乳口がついているのですが、本当に目立ちません。
私が着たのが暑い時期だったので、五分袖でちょうどよかったのですが、冬だと寒いですよね。
親族で喪服(和服)を着ないといけない場合は?
妊娠4ヶ月くらいの時に友人の結婚式で着物を着たのですが、やはり帯がしんどかったです。
結婚式なら数時間で、招待された身であれば、そんなに動くこともありません。
しかしお葬式で喪服を着るのは親族ですから、挨拶に回ったり、手伝いをしたりと忙しいと思います。
これは、周りに相談して、洋服で参列できるようにしましょう。
妊娠中なんだから喪服は着なくていいよ
と先に言ってくれるのが一番ありがたいですね。
妊娠中にお葬式に参列するときのまとめ
とにかく、無理をしないこと。
それだけです。
親族としての参列だろうが、そうでなかろうが、お母さんとお腹の中の赤ちゃんが大切です。
言い方は悪いですが、亡くなった人より、これから生まれてくるであろう命を大切にしてください。
亡くなった人には赤ちゃんが生まれてから、「無事に生まれました」とお仏壇やお墓の前で報告してあげてくださいね。